※以下の記事は福永騎手の落馬による負傷が発表される以前に書いた記事です。
人馬ともに無事と思っていたのですが、フェブラリーSのカフジテイクも乗り替わり。
最低でも2週間以上の休養が必要とのこと。残念で仕方がありません。
きさらぎ賞でスズカメジャーに騎乗した福永祐一騎手はスタート直後に落馬。
「大外やったし(外に逃げることを)頭に入れとくべきやった。気が悪いところがあるのは分かってたけど・・・」
引用元: 極ウマ 「福永スズカメジャー落馬も人馬異常なし/きさらぎ賞」
と、レース後にコメントしているが、菊花賞の武豊騎手とノーリーズンを思わず思い出してしまう落馬。人馬とも無事で何よりだと思う。
けれどこの落馬、いかにも福永祐一騎手らしいと思う。
福永祐一騎手らしいこと
メインのきさらぎ賞で落馬したものの、9Rはトップディーヴォ、最終のナイトフォックスで1着。
それだけでなくこの土日は6勝の大暴れ。一気に田辺騎手・武豊騎手に次ぐリーディング3位に浮上。
なのに、メインで落ちるとはいかにも福永騎手らしいかもしれない。
少し足りないと思える馬でも馬券圏内持ってこれる福永騎手は信頼度抜群で、今年も安心して買える騎手だと思う。
けれど今週だけでなく今年の福永騎手は悪い意味で「らしさ」が出てきているかもしれない。
今年福永騎手らしかった日
2017年1月22日福永祐一騎手はインフルエンザで全11鞍乗り替わり。
騎乗予定だった11鞍中8頭が馬券内だっただけでなく、4頭が1着(笑)
福永騎手が騎乗して4勝以上できたかはわからないが、騎乗馬が質量ともに揃っていた日にインフルエンザとは間が悪すぎると思う。
インフルエンザがなかったら田辺騎手を抜き、一気にリーディングトップに躍り出ていたかもしれない。
今年も例年のように乗れているとは思うが、「らしい」というか少し歯車が狂っているようにも思える福永騎手。
けれど福永騎手は最も注目を集める騎手の1人。
去年の12月にも落馬しているので、今年はこれ以上落馬せず、競馬を盛り上げてほしいと思う。
競馬を盛り上げることに関して福永騎手の天性の才能は凄いものがあるかもしれない。
以前ウイニング競馬に出演した時、その天性の才能がいかんなく発揮されたと思う。
福永騎手が天性の才能を発揮した場面

G1でも強かったら無敵になる(笑)
正確なコメントは忘れてしまったが、福永騎手は以前ウイニング競馬に出演した時に「G1では少し足りないといわれてるけど、G1でも強かったら無敵になる」という趣旨のコメント。
ただの自虐だけでなく、自信も垣間見え、なおかつ聞く人を楽しくさせる天性の才能があるように思える。
ただ、「G1で少し足りない」について少し反論したい。
福永騎手は本当にG1で少し足りないのか?
印象として福永騎手はマイル以下、牝馬限定G1では抜群の信頼感があると思う。
ただ牡馬王道路線では2013年のジャスタウェイの天皇賞秋が初勝利。
そして同年の菊花賞で牡馬クラシック初制覇。
確かに成績と比較すると王道路線・牡馬クラシックでは少し足りないと言われても仕方ないかもしれない。
その点エピファネイアのダービーは惜しかったと思う。
けれどシーザリオのアメリカンオークスではジャパニーズスーパースターと呼ばれ、香港ではジャパニーズレジェンドジョッキーと呼ばれる福永騎手。
古馬王道路線はジャスタウェイでしか勝っていないが、そもそも王道路線で本命級の馬にあまり騎乗していない。
むしろG1では少し足りない馬を馬券内に持ってこれる騎手。
G1では少し足りないどころではなく、足りすぎるジョッキーだと思う。