9月17日の中山5レースの2歳新馬戦。

柴田善臣騎手が騎乗したトーセンブレスが出遅れながらも上り最速の末脚を繰り出し快勝。

この脚を見て既に「ダービー候補」という声さえ出ているようなので、トーセンブレスと柴田善臣騎手について少し考えてみた。

 

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トーセンブレスについて

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こんないい馬、本当に乗せてくれるのかな(笑)

トーセンブレスはディープインパクト×ブルーミンバー (母父ファルブラヴ)という血統の牝馬。

出遅れながらも大外一気で上り最速の脚で突き抜けて新馬戦圧勝。

 

  1. トーセンブレス:34.0
  2. ヒメベニサクラ:35.1

 

しかもただの上り最速というわけではなく、上がり3Fが2番目に速かったヒメノベニザクラより1秒以上も速いのは相当かもしれない。

「まんまディープインパクトじゃん!」

という声も上がるような脚だったと思う。

 

「スタートがカーッと行くところがあるので、出なくてむしろ良かった。そのぶん、前半リラックスして行けた。距離についてはこれからどうなるかわからないけれど、今日に関してはじょうずに走っていたし、調教のイメージ通りだった。フットワークもいいね」

 

レース後柴田善臣騎手は、「距離についてはわからないけど、調教のイメージ通り」だったとのこと。

 

「思っていたよりスタートは出ませんでした。走りにゆとりがあって、1600m戦にして良かったです。強い相手と戦った時にどうなるかですね」

 

トーセンブレスを管理する加藤征弘調教師は「強い相手と戦った時どうなるか」と慎重なコメントをしているが、今日の走りについては満足している様子。

野路菊Sに勝ちデビュー2連勝の「ワグネリアンよりも強いんじゃ?」という声さえ上がっているトーセンブレス。

柴田善臣騎手×ブレスといえば、「幻のダービー馬」といわれているブレスジャーニーを思い出す。

 

幻のダービー馬、ブレスジャーニー

ブレスジャーニーは未勝利戦勝利後、サウジアラビアRCに勝利。

そして東スポ杯でダービー2着のスワーブリチャードを退けて重賞連勝。

ダービーの最有力候補と言われていたが、惜しくも3月に骨折で戦前離脱。

そのブレスジャーニーの主戦騎手も柴田善臣騎手。

ブレスジャーニーは冠名を使用していないため忘れがちだが、オーナーは「トーセン」でお馴染みの島川隆哉氏。

島川氏×柴田善臣騎手×ブレスは最強かもしれない(笑)

そのブレスジャーニーがついに復帰するらしい。

しかも復帰レースは菊花賞。

11か月の休養明け、しかも骨折休養明けで菊花賞は流石に厳しいかもしれない。

けれど過去に長期休養明けで、ぶっつけで菊花賞に臨んで勝利した馬がいた。

 

ぶっつけで菊花賞に勝利

皐月賞勝利後、繋靱帯炎で休養したサクラスターオー

ぶっつけで菊花賞にのぞみ、9番人気ながら皐月賞以来のぶっつけで復活勝利。

「菊の季節に桜が満開!」

と、杉本清アナウンサーの名実況でも有名だと思う。

ブレスジャーニーはサクラスターオーよりもさらに休養期間が長いが、調教・医療技術がサクラスターオーの頃とは比較にならない程進化していると思う。

サクラスターオーのように菊花賞で復活勝利してもおかしくはないかもしれない。

 

柴田善臣騎手とクラシック

柴田善臣騎手は3年連続関東リーディング(2002年〜2004年)、そしてワールドスーパージョッキーズシリーズも2度制覇(1999年・2003年)。

さらに、通算勝利数は歴代5位。

輝かしい実績を収めているが、クラシックには無縁でクラシックは未勝利。

今年のクラシックはブレスジャーニーに騎乗予定だったため、初のクラシック制覇が期待されていたが惜しくもクラシック目前に骨折。

ぶっつけで菊花賞は厳しいかもしれないが、本当に「幻のダービー馬」だったことを証明してほしいと思う。

柴田善臣騎手の初のクラシック制覇が楽しみで、ブレスジャーニーの骨折前の今年の2月にこんな記事を書いていた模様。

 

柴田善臣騎手は初のクラシック制覇なるか!ブレスジャーニーとサウンドトゥルー

 

1年近い長期休養明けで菊花賞挑戦は流石に厳しいかもしれないが、来年の牝馬クラシックにはトーセンブレスが控えている。

柴田善臣騎手×ブレス×島川氏の組み合わせが今後楽しみだと思う。