M・デムーロ騎手が落馬し、代打でタツゴウゲキに騎乗した秋山騎手

 

勝負どころで手応えも良かったのですが、サンマルティンが先に抜け出して、最後はどちらが勝ったのかわかりませんでした。とにかく勝つことができてホッとしました」

 

とレース後にコメントしていたが、戸崎騎手騎乗のサンマルティンに競り勝ち、小倉記念を代打騎乗で制覇。

「秋山騎手の重賞勝利は久しぶりなんじゃないか?」

と思っていたが、秋山騎手は勝利ジョッキーインタビューでとても考えさせられることを発言していた。

考えさせられる秋山騎手の勝利ジョッキーインタビュー

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これでまだまだジョッキーが続けられそう!

勝利ジョッキーインタビューで秋山騎手は、

「重賞は最近・・・毎年1回しか勝たないので、僕の中ではビッグイベント」


この部分は、最近そんなに勝ってなかったんだなと思ったが、

 

「これでまだまだジョッキーを続けられそう!」

 

という自虐ネタは少し考えさせられるものがある。

 

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秋山騎手とローカル競馬場

競馬最強の法則(KKベストセラーズ)によると、「ローカルを主場にしたのは勝ち星がなくなってヤバいと思ったから」らしい。

この記事を思い出すと、「まだまだジョッキーを続けられる」という自虐ネタが冗談に聞こえなくなってしまうかもしれない。

というのも、「ローカルで乗っても腕が上達するなんて事は無いですよ。」と秋山騎手が言っているからである。

ローカルで騎乗することは、トップジョーキーの間ではそのような認識なのだろうか?

 

福永騎手の2007年天皇賞秋でのコメント

F騎手F騎手

福島にでも行っていればいい

メイショウサムソンが制した2007年の天皇賞秋。コスモバルクが斜行して後続にいた馬が進路を妨げられたが、その時カンパニーに騎乗していた福永騎手の発言。

検索してもソースの記事を見つけることができなかったのは残念だが、

 

「五十嵐騎手はG1に乗る騎手じゃない。福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ」

 

と、福永騎手の発言を競馬ニュースの記事で読んだ時は一種の衝撃を受けたことを思い出す。

そして、かつてローカルを主戦場にして通算1823勝を挙げた中館英二騎手(現調教師)。

2005年から2009年まで5年連続年間100勝をしている。

それ程勝ち鞍を積み重ねていても、2007年アストンマーチャンでのスプリンターズS勝利はヒシアマゾンのエリザベス女王杯以来13年ぶりのG1勝利。

競馬関係者の中ではローカルはそのような認識なのだろうか。

「ローカルで乗っても腕が上達するなんて事は無いですよ。」と発言している秋山騎手

その秋山騎手がローカルを主戦場にしたことと合わせて考えると、「まだまだジョッキーを続けられそう」という発言がネタには聞こえなくなってしまう。

 

秋山騎手とムーア騎手

秋山騎手といえば、ムーア騎手が武豊騎手以外に上手い騎手を聞かれて答えたのが秋山騎手。

秋山騎手は最低人気での重賞勝利の記録も持っており、同業者の評価も高い模様。

 

秋山騎手とカレンブラックヒル

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ダートを使ったら凄いことになる

秋山騎手で一番印象に残っている騎乗馬はカレンブラックヒル

無敗でNHKマイルCを制し、毎日王冠まで5連勝はある種の衝撃を受けたがそれ以上に衝撃を受けたのはフェブラリーS。

フェブラリーSに使うことが決まり秋山騎手は、

 

「この馬がダートを使ったら凄いことになる!」


とコメント。初ダートでいきなりG1は厳しいだろうと思っていた。

けれど秋山騎手の発言を聞き、フェブラリーSを物凄く楽しみにしていた記憶がある。

結果は初ダートにもかかわらず1番人気に推され15着。初ダートなのでこの結果は仕方ないとは思っていた。

けれどフェブラリーS後、マイラーズC4着→安田記念14着→マイルCS18着 →阪急杯11着。

本当に凄いことになってしまった(笑)。

ということで、秋山騎手といえば自分の中ではカレンブラックヒルが印象深い。

再びカレンブラックヒルのような名馬に巡り合い、G1を盛り上げる発言を期待したいと思う。