京都牝馬Sでレッツゴードンキに騎乗した岩田康誠騎手

「よくあれで伸びたな」と思う程かかっていたが、桜花賞馬の貫禄を見せて京都牝馬Sを差し切り勝ち。レッツゴードンキは桜花賞以来12戦ぶりの勝利。

復活したのはレッツゴードンキだけではなく、岩田康誠騎手も完全復活したかもしれない。


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岩田騎手の近年の成績

年度 勝利数 重賞勝利
2012 119 11
2013 111 8
2014 136 9
2015 101 13
2016 68 0
2017 ?? 2

 

岩田騎手は毎年100安定して100勝、重賞も10勝前後勝っていたのに2016年はわずか68勝で重賞は未勝利。

シュウジで小倉2歳Sを制した時は夏場で重賞13勝。「一体幾つ取るんだ(笑」と思っていたけれど、まさかここまで長いトンネルに入るとはだれも予想しなかったと思う。

けれど今年はマキシマムドパリに騎乗して愛知杯に勝利。シュウジで小倉2歳Sを制してから1年4か月振りに重賞制覇。

そしてレッツゴードンキに騎乗して京都牝馬Sを制し、早くも重賞2勝目。岩田騎手の完全復活の日は近いかもしれない。

 

岩田騎手復活のレース後のコメント

「この馬の久しぶりの勝利だったので、嬉しく思います。今日は外が伸びる展開で、折り合いには苦労しましたが、何とか辛抱してくれました。力んでいましたが、馬の状態が良かったのでよく頑張ってくれました。だんだんと馬が充実してきたといいますか、中身が濃くなってきました。まだ荒削りですが、元気な女の子ですし、頑張ってほしいです」

 

「折り合いには苦労しましたが、何とか辛抱してくれました」と言っているが、辛抱はしてなかったと思う(笑)。

「元気な女の子」という言葉は岩田騎手らしいかもしれない。けれど何か物足りない気がする。

 

岩田騎手に物足りなく感じること

 

岩田騎手はハウエバーやガッツポーズ等、勝利後のアクションが多い方の騎手だと思う。

絶不調に陥った2016年、未勝利戦で勝利しても派手なガッツポーズをしていた岩田騎手。

その頃は「もし岩田騎手が重賞に勝ったらどんな風になるんだろう(笑)」と言われていたと思う。

けれどマキシマムドパリの愛知杯でもレッツゴードンキの京都牝馬Sでもガッツポーズはなし。

シュウジで小倉2歳Sを制した頃の岩田騎手ははたから見るともっと元気だったかもしれない。

 

岩田騎手が絶好調だった頃

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ジョージはロードカナロア級

 

岩田騎手は不調に陥る前は追切が調子いいと奇声を上げたり、名馬になぞらえたり特徴あるコメントを残していたと思う。

不調に陥る前はよく岩田騎手らしいコメントを残していたと思う。

 

「ロードクエスト、あれは強いやろ。ジョージも強いな」と岩田Jが2番目に発した馬らしき名前に、周囲は戸惑うばかり。

 

周囲を戸惑わせたジョージはシュウジのことで(笑)、シュウジはロードカナロア級と大絶賛。

岩田騎手にこのようなコメントや追いきり後の奇声、重賞勝利でハウエバーやガッツポーズが飛び出せば岩田騎手は完全復活したと言っていいかもしれない。

 

岩田騎手の今後

早くも重賞2勝目を挙げ、復調の気配が見えてきた岩田康誠騎手。

けれど去年の低迷が響いたのか、お手馬があまりにも手薄なような気がする。

完全復活にはパフォーマンスやコメント云々は置いといてG1勝利が不可欠。

かつては岩田騎手しか外国人騎手に太刀打ちできないと言われていたほど。

再びグレードレースに強い岩田騎手が戻ってくればお手馬も揃い、ハウエバーやガッツポーズがG1の舞台でも見れるかもしれない。