ラニの北米3冠挑戦により、カトレア賞とヒヤシンスSのポイント最上位馬がケンタッキーダービーの優先出走権を得られる「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の創設。

そして北海道2歳優駿で2.4秒差をつけて勝利したエピカリスなど9頭が米3冠に予備登録

クラブ馬なだけに実現するかはわからないが、エピカリスはラニと同じくヒヤシンスS→UAEダービー→米3冠を予定しているらしい。

海外レースの馬券を販売開始した影響も大きいと思うが、ラニの米3冠挑戦からアメリカの競馬が一気に身近になったと思う。

そのアメリカで先日開催された世界最高賞金のペガサスワールドカップ。ペガサスワールドカップは全てにおいてアメリカ過ぎるような気がする。

 

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世界最高賞金ペガサスワールドカップとは?

サンスポ競馬予想王に簡潔にまとまられていたので記事を引用するとペガサスワールドカップは、

総賞金1200万米ドル(約13億8000万円)で、1着賞金は700万米ドル(約8億500万円)の史上最高賞金レース。出走枠のオーナーが賞金のすべてを拠出する方式で、12の出走枠は1枠あたり100万米ドル(約1億1500万円)

 

総賞金が日本円で約13億8000万、1着賞金は約8億5000万で世界最高賞金のレース。

けれど驚くのはそればかりではなく、出走枠のオーナーが賞金の全てを出すらしい。

出走枠を購入するのに1億5000万出さないといけないのは、総賞金も併せて考えるといかにもアメリカっぽいレースだと思う。

けれど本当にペガサスワールドカップにいかにもアメリカっぽさを感じるのは別の理由による。

 

ペガサスワールドカップがアメリカ過ぎる理由

ペガサスワールドカップの総賞金は約13億8000万。馬券の売り上げも約13億だったらしい。

出走馬のオーナーが賞金を拠出するシステムなので、馬券の売り上げから賞金が出るわけではない。

けれどレースの総賞金と馬券の売り上げがほとんど同じ金額なのは日本では考えられず、いかにもアメリカっぽい(笑)。

 

ペガサスワールドカップの価値

第1回ペガサスワールドカップではBCクラシックを制したアロゲートと、北米2冠馬でドバイワールドカップを制した2014年と2016年のエクリプス賞年度代表馬のカリフォルニアクロームの2強対決の様相。

引退レースだったカリフォルニアクロームは右膝を故障して9着に惨敗してしまったが、アメリカを代表する2頭が出走し、アロゲートが第1回ペガサスWCを制した意義は大きいかもしれない。

BCクラシックのようなレースを期待していたファンには残念だったかもしれないが、第1回ドバイWCではシガーが勝利したようにアメリカ最強馬が勝利。

来年以降のペガサスWCを考えると歴史に残る第1回目のレースでアロゲートが勝ったことは重要かもしれない。